神社仏閣・その他横浜市−1





 東福寺(法話会・コーラス参加)

 

 

 杉本山東福寺(浄土真宗・本願寺派)。近辺の浄土真宗のお寺は、普通の民家か新しい何かの建物という感じのところが多いのですが、こちらは親鸞聖人が滞在したこともあるという歴史のあるお寺です。場所は港南区笹下、ほとんど洋光台です。

 法話会に訪れる方の多くはタクシー利用のようでした。駐車場もあり、大きな行事ではわかりませんが今日は余裕でとめられました。
 門をくぐると、お接待用の会館の壁沿いにすすみます。庚申塔や碑の先に親鸞聖人の像が建っていました。

 東福寺は972年に天台宗の僧によって創建、その後改宗して今に至ります。鎌倉時代には親鸞聖人が東国布教のおりに3ヶ月間滞在したそうです。(経塚山の太子像はこのとき夢に見て発見されます)。

 

 

 境内は明るくすっきりしています。樹齢800年のスダシイの木があります。  本堂横の鐘楼です。

 

 

 境内には花塚(花塚の記)というのがありました。よく読めなくてわからないのですが、花作りの人がお花の供養をしたというようなことが書かれていました。売りに出せなかった花を供養するとか聞いたことがあるのでそういうのかもしれません。明治大正時代、横浜の花どころだったそうですので花売りもたくさんいたのでしょうね。他に新しい感じの仏足石がありました。

 本堂です。サイト(今はなくなっています)には1時から法話会とあったのですが、門の看板では1時半からとあったのでのんびりと写真を撮ったりしてました。本堂をのぞくと人がいっぱい!歌声が聞こえます。

 そういえば法話会の中にコーラスなんて書かれてたっけと思いつつのぞいていたら、中の方が気を使って戸を開けてくださいましたのでおそるおそる中へ入りました。

 ベンチが数列並んでいて、オルガン(の音のキーボード)にあわせてコーラスされてます。あいている所に座ったら、お隣の方が楽譜のプリントをとってきて下さり、そのままコーラスの練習をしました。

 かんたんなメロディラインですが、気持ちよく歌える歌でした。「いのちまいにちあたらしい」「のんのさま」の2曲。仏教讃美歌ってところでしょうか。知らなくても周りに合わせて歌えてしまうあたりも讃美歌っぽいです。コーラスが終ったところで、ぽちはご本尊へお参りして経本を借りました。

    
 ご住職(お若いです)がみえて正信偈、お念仏。なんか今まで知ってるお経の感じと違って新鮮です。あと、知識としては知っていたけど、本当に「南無」を「なも」とよんでるのにもへぇ〜っとなりました。テーラワーダ(上座部)仏教の「ナモータッサバガワトー」を聞いた時に「ナモー」が原音なのだと初めて知ったんですが、なじみがない感じがしますよね?

 法話は川崎市の高願寺というところからまねいた師のお話でした。この方も若くて、やっぱりお坊さんというイメージではないのですけど(ご住職のあとで司会をされたお坊さんなんて仮面ライダーにでも変身しそうな若いイケメン風でした)、法話はとてもテンポよくわかりやすかったです。

 まるで知識がないので詳しくは書けませんが、正信偈の中にある「我亦在彼摂取中 煩悩障眼雖不見大悲無倦常照我」に、「阿弥陀如来は私たちを見捨てることがない」ということが書かれているということに沿ってのお話でした。

 法話は1時間。お念仏をとなえて終り、接待所へ。お茶とお菓子をいただきました(10円のお賽銭しかしてないのにいいんだろうか…)。ここでも最初にプリントをとってくださった方から親切にしていただき、一緒に門を出ました。

 参加者はおよそ25人程度で、年齢はかなり高め。新しい人が来ることが少ないのかもしれませんが、帰る時に沢山の方から「また来てね」と声をかけていただきました。うーん、コーラスも楽しかったので、法話会のある10日は有休とろうかな。

 雰囲気もやっていることもすべて新鮮で、まだよくわかりませんがプロテスタントの教会っぽいという感想をもちました。プロテスタントも在家主義だから宗教が違っても似るのでしょうか…。
 2009年3月10日(火)  
       

     
 浄土真宗本願寺派、東福寺の定例法話会へ行って来ました。先月に引き続き、2回目です。法話も先月と同じ、川崎市高願寺のご住職宮本師でした。

 1時からコーラス。歌は「念仏」「のんのさま」「いのちあらたに」。最近、坐禅をサボってるせいか、呼吸がきつく感じます。5月24日に鎌倉で開かれるお待ち受けイベント(親鸞聖人750周年大遠忌の)でこの3曲を歌うそうです。

 その後、ご住職がいらして勤行、正信偈。2時から1時間、宮本師による法話でした。今回は特にお経からのお話というのではありませんが、仏教用語の「受用(じゅゆう・受容力のこと)」をテーマにされたお話でした。とてもテンポのよいお話しぶりで、あっという間の1時間。

 情報が行き届き、(昔に比べて)すべてが自由な世の中で逆に1人、砂漠に放り出されたような孤独を感じることになる。情報はあるが自由すぎて、何を選べばよいかわからない。それは現代の信仰にも言える…そんなお話は自分のことを言われているようでした

 法話のあと、お茶とお菓子をいただいて帰って来ました(今回はお布施をはずみました)。本堂前にはしだれ桜が咲いていました。2本あったのに1本だけになってしまったとか。

 来月は行けるかどうか不明、そして続けるかどうか不明ですが、永代経法要はちょっと見てみたい参加させていただきたいです。(歴史が古いところは荘厳そうなので)。

 2009年4月10日(金) 
 港南区笹下5丁目13−20 駐車場あり 拝観料なし 毎月10日1時から法話会
                        
 成田山横浜別院延命院

 

 

 成田山横浜別院延命院(真言宗智山派)、通称・野毛山不動尊です。桜木町駅から徒歩約10分、地下鉄で野毛ちかみち出口からなら5分。地図で見るよりずっと近いのですが、お寺ははるか上にあります。  もっと広い参道があるのかとも思ってしまう階段をのぼると、左手に水行場入口があって、こちらからも本堂へ上がれます。

 参道は距離はありません。でも急斜度。 見上げてと見下ろして。お不動さんはどこも急な石段が多いですね…?  敷地が狭くて写真が撮りづらいお寺です。正面向かって左側から撮りました。
 1870年(明治3年)横浜開港の頃、成田山新勝寺の別院として開創。ご本尊は徳川家累代の秘蔵仏で300有余年、成田山の塔中に奉安されてきたという不動明王です。

 こちらが正面。手を洗ったあと、お線香とお灯明に火をつけてから中へ。(*正月護摩のことは下の欄に)  参道入口の石段下側に入ると水行堂があります。水行場はどうなっているのかうかがえませんが、立派な祈祷所がありました。

 水行堂の前には竹生島観世音菩薩がまつられています。  水行堂のある崖下のエリアはお稲荷さんや奉納の狛犬、お稲荷さんにつきものの沢山の赤い鳥居、池(カメはいなかった)など雰囲気たっぷりでいい感じです。

 ここは豊川稲荷などのお稲荷さん(ダキニ天)がそれぞれまつられていました。  こちらは本堂のおとなりにある大師堂。帰ってから知りましたが、いつでもこの中で写経ができるそうです。納経印の受付はこちらだったのかも。

 大師堂のとなりには、出世稲荷、ボケ封じの延命地蔵、子育て地蔵などが並んでいました。  そのおとなり。秋葉山三尺坊大権現がまつられている建物と六地蔵。秋葉神社? 萬徳寺という名前もみかけたのですが詳細不明です。

    
 1月いっぱいは新春特別大護摩供・御祓いが行われています。今日は28日と不動明王の縁日で、初不動でもあります。せっかくなので、護摩木(願い事別になってます)を買って名前を書いて渡しました(500円)。

 成田山新勝寺の印象が強かったので、別院も大きなお寺を想像して訪れましたが、本堂も小さくて護摩の参列はご仏壇の正面が6人x3列、両脇の部屋に3人x3列ずつでいっぱいくらいです。運よく脇の部屋の前列に座れた(小椅子)ので、護摩祈祷はすべて見ることが出来ました。

 護摩祈祷をされる紫の衣のえらいお坊さん(こんな言い方ですみません)と、緑の衣のお坊さんが5〜6人で祈祷が行われます。太鼓も小さいですが、やっぱりいい音です。

 小物を護摩にかざすのも成田山新勝寺同様にやっていたのでバッグを渡しました。般若心経と不動明王のご真言は一緒にとなえ、ご真言をとなえながらお願い事をするという器用なこと(?)も今回はできました。(新勝寺ではうまく願い事が浮かばなかったんです)。

 護摩のあと、酒水器からのお清めと大きな幣による御祓いもありました。御祓いは前列だったので、ぶおんぶおんと幣がふられる風が迫力でした。祈祷後は護摩壇の前に天井から吊り下がった五色の紐でお手綱参り。ご本尊を拝めますが、よくは見えません。写真だと両目を見開いた、不動明王像としてはめずらしいご容姿のようなのですが、はっきり見えなくて残念です。

 ご仏壇裏の部屋になる内陣で、生まれ年の守り本尊にお参りができました。(パンフを見たら初詣ご案内として「元旦〜」奥殿開扉・内陣参拝とありましたので、もしかしたら1月をこえるとおまいりできないのかも)。

 持っていた成田山のイメージとかなり違って、こじんまりとした感じは通称の野毛山不動尊という親しみやすい名前で呼びたくなる所でした。納経所がみつからず、ご朱印受付などもみかけなかったのでいただかずにかえりました。
 
 横浜市西区宮崎町30 駐車場なし 
 公式ホームページ: http://naritasan.jiin.com/
 2009年1月28日(水)
     

    

 

 

 

 

 

   
   
   
    
  
                 
 

  

 

   

 

 

   
      
 
 
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