鎌倉三十三観音霊場巡礼記−3

第十六番〜第二十三番



 第十六番 内裏山 九品寺 (浄土宗) 聖観世音      

 

 

 門構えも立派で、弘法大師と彫られた石に、真言宗かと思いました。1336年、新田義貞が鎌倉幕府を倒した時の戦死者慰霊の為に建てた浄土宗のお寺です。山門と本堂にかかる額「内裏山」「九品寺」の文字は新田義貞の自筆と伝えられています。  日本国内で新田義貞ゆかりのお寺はここだけだそうです。境内は広くとてもきれいに整備されています。   

 

 

 きれいに磨かれたガラス越しに拝観することができます。ご本尊は阿弥陀如来、札所本尊は聖観世音です。この階段わきで、年配の女性グループがおにぎりを食べてました。そういうお寺観光もいいかもしれません。    境内の黒松がいい感じです。おとなりの建物に「ご朱印は奥の玄関で」といった貼り紙があったので、インターフォンをおしてお願いしました。 

 鎌倉−材木座間の狭いバス通り沿いにお寺の入口があります。(檀家専用駐車場あり)。ぴしっときれいにされている境内が気持ちいいお寺でした。
 納経:300円 お賽銭:10円 2007年10月13日(土)  
    
 第十七番 南向山 補陀洛寺 (真言宗大覚寺) 十一面観世音   

 

 

 1181年、源頼朝開創、文覚上人開山の古義真言宗に属すという歴史あるお寺。江戸時代に寺領没収され、災害などでも規模縮小衰微していったそうですが、ご本尊の薬師如来や諸仏は無事で今も安置されています。  中には入れませんが、のぞき窓ならぬのぞき穴(お賽銭用?)があいていて、そこから拝観できます。

 門も境内も小さいひっそりとしたお寺でした。寺務所の窓があり、そこから納経印をお願いできます。
 納経:300円 お賽銭:10円 2008年4月4日(金)
    
 第十八番 天照山 光明寺 (浄土宗) 如意輪観世音        

 

 

 小ぶりな表門の向こう、総門までの間に大きな無料駐車場があります。徒歩でなければ画像向かって左から駐車場へ。   駐車場の正面にどーんと構えている総門。昔の鶴岡八幡宮の表門をそのまま移したものと言われ、鎌倉最大、迫力の大きさです。 

 

 

 総門の向こうは…満開の桜、桜、桜。海岸が近い所特有の明るい日差しと穏やかな陽気に満開の桜。浄土宗関東総本山だけはあるというか、極楽浄土ってこんな感じ?と思わせる境内です。  鐘楼です。絵を描いてる方がたくさんいらっしゃいました。桜と鐘楼大人気(?)  

 本堂(根本道場)。スリッパにはきかえて上がれます。  延命地蔵尊。由来のありそうな網引地蔵尊とは別々のお地蔵さま?

 札所本尊の如意輪観世音です。  本堂からの渡り廊下から見られる庭園。

  
 大きな寺務所があるので、そこで納経をお願いできます。こちらでは精進料理もいただけます(要予約)。おみやげなどもわりとおいてありました。骨型の可愛いペット用お守りも販売されてます(…買ってしまいました)。桜の季節でなくても、広く明るいいい感じの境内です。お散歩の人が多いのもうなづけます。
 納経:300円 お賽銭:10円 お守り:500円 2008年4月4日(金)
    

 第十九番 天照山 蓮乗院 (浄土宗) 十一面観世音 

 

 

 光明寺の塔頭ですが元々この地にあったのが蓮乗寺で、光明寺建立中からのならわしとして、光明寺の住職になる人はまず、蓮乗院に入ってから光明寺へ入るそうです。   残念ながら扉がしまっていました。   

 インターフォンを押して納経印をお願いしました。言えば開けて頂けたかもしれませんがこちらではご本尊を拝まず、写経だけ納めました。本によっては札所本尊は秘仏なので拝観できないとありました。お寺でいただいた「蓮乗院縁起」というしおりには特に明記されていませんが、色鮮やかな格天井と板襖絵が30年くらい前に再現されたと書かれていました。  
 納経:300円 2008年4月4日(金)
      
 第二十番 天照山 千手院 (浄土宗) 千手観世音 

 

 

 蓮乗院とは反対側になる、光明寺駐車場の壁向こうに赤い小さな門があります。   こじんまりと整えられた境内はいい意味で鎌倉のお寺らしい感じです。元々は光明寺の僧坊として建てられた千手観世音の観音堂。  

 インターフォンを押して納経印をお願いすると、本堂の扉を開けて頂けました。待っている間、本堂の中にあがり、ご本尊にお経をとなえます。浄土宗のお寺ですが唱えるのは般若心経です。ご高齢のご住職(たぶん)はとても親切でした。次の21番札所の行き方や門限(16時閉門)、光明寺やこの千手院の桜の開花時期など色々お話いただけました。
 納経:300円 お賽銭:10円 2008年4月4日(金)
     
 第二十一番 普明山 成就院(真言宗大覚寺) 聖観世音  

 

 

 極楽寺エリアは駐車場なく、路上駐輪も難しいところです。江ノ電を使って、歩くのがいいのかもしれません。  弘法大師が護摩供をした霊域だと知った北条泰時が願いをこめて縁結び不動明王を本尊として建立。 

 

 

 「東結界」と書かれた門をくぐるとあじさいが並ぶ参道。まだ早いですが、白いあじさいや薄い色のあじさいが咲いてました。煩悩の数108段の階段に、般若心経の文字数と同じ262株のあじさいを元弘の役(新田義貞の鎌倉攻め)供養のために植えたものだそうです。  石段をのぼって山門にたどりつきました。石段は極楽寺側からのものもあり、「西結界」と書かれた門をくぐります。 

 

 

 本堂です。晴天のためかガラスには景色がうつりこみ、中が少しも見えません。残念です。  弘法大師像。 

 

 

 文覚上人手彫りの像や不動明王のレプリカ(なんて言っちゃいけない本尊御分身)が境内にありました。不動明王が縁結びというのも珍しいのではないでしょうか。男女の縁だけでなく人と人との縁だそうですが。    あじさい参道を下ろうとすると目の前に開ける由比ヶ浜。  

 本堂向かって左に寺務所があります。ブザーを押して納経をお願いしました。縁結びのお守りやフライトに効くらしい身代わりお守りが売ってました。
 納経:300円 お賽銭:10円 2008年5月26日(月)
       
 第二十二番 霊鷲山 極楽寺(真言律宗西大寺派) 如意輪観世音


 江ノ電極楽寺駅すぐ前にある極楽寺です。 雰囲気のある茅葺の山門には「参拝の方のみお入り下さい」といった但し書きがありました。この山門は30年前の人気ドラマ「俺たちの朝」でよく出てきました。境内は撮影禁止です。たくさんの木々が生い繁っていますが暗い感じはなく、凛とした空気が流れる境内でした。
 昔は七堂伽藍と塔頭四十九院をもつ壮大なお寺だったそうですが、焼失をくりかえして今では塔頭のひとつが残っているだけです。開山の忍性上人はここで人々にほどこしをしていたと伝わっており、粥を作ったと言われている、鎌倉石を8段重ねて作った大きな井戸が発掘で見つかっています。ホントに大きい井戸でした。

 大師堂には札所本尊の如意輪観音が安置されています。残念ながら暗くて中までよく見ることが出来ません。 

  寺務所でブザー呼び出しですが、こちらは納経帳を持参、或いは納経帳購入でないと御朱印をいただけませんので御朱印を集められている方は要注意です。
  拝観は無料ですが、宝物館は入館300円です。
  納経:300円 お賽銭:10円 2008年5月26日(月)
    
 第二十三番 大異山 高徳院(浄土宗) 聖観世音

 高徳院の仁王門、くぐってから入場料を払って入ります。境内は広く、すぐには大仏さまの姿は見えてきません。この門の手前に駐輪場あります。鎌倉でトップレベルの観光スポットだけに平日でも人の多さが半端ではありません。  与謝野晶子が「御仏なれど美男におはす」と詠んでいる、長谷の大仏としてメジャーなお姿です。高さ12メートル。「かまくらやみほとけなれど釈迦牟尼は美男におはす夏木立かな」大仏さまは阿弥陀如来ですが)

 13世紀、建立してそれほど経たないうちに、木像だった大仏と仏殿は台風で倒壊、その10年後、今の鋳造仏(青銅で、白毫・びゃくごうは白銀)に。15世紀の津波以来、仏殿はなく露座の大仏になりました。 

 15世紀の津波の時か関東大震災だったかで蓮華座が壊れ、その蓮の花びら(石です)は境内のベンチになっています。   大仏の胎内に有料で入れます。狭いですが面白いです。今日は入らず。

 

 

 札所本尊の観音さまはこの回廊の裏になります。   高麗宮廷より移築されたという観音堂。背の高い木が繁り、大仏のある境内とは趣が異なり、ひっそりとしています。二代将軍徳川秀忠寄進の聖観世音菩薩が安置されています。 

 回廊にあるお店をはさんで右手に大仏さま用巨大ぞうりがあり、左手に小さな窓の納経所があります。窓をあけて御朱印をお願いいたしました。
 拝観料:200円 納経:300円 お賽銭:10円 2008年5月26日(月)
    


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